更新时间:2013-11-15

真田太平记:真田一族


真田一族[編集]
真田信之
(改名:真田信幸→真田信之、通称及び官職名:源三郎→伊豆守)
演: 渡瀬恒彦
真田昌幸の長男。熱くなりがちな父の昌幸や弟の幸村と正反対で、冷静沈着な性格である。昌幸から煙たがれているように周囲からは見られているが、その優秀さは一目置かれていた。初陣は幸村に先を越されたが、昌幸が上杉景勝に備えて砥石城に移った後は矢沢頼康とともに岩櫃城の守りにつき、上杉家の援助を得て中棚の砦を攻めた羽尾源六郎をその知略で敗走させる。第1次上田城の戦いでは、砥石城に入り徳川勢の側面を突く。戦いの後、秀吉の斡旋で徳川家の傘下に加わることになったため、昌幸と共に挨拶に駿府城へ向かうが、その際に家康の養女として本多忠勝の娘稲姫を正室に迎える。関ヶ原の戦いでは犬伏の陣で西軍に味方しようとする昌幸、幸村と袂を分かち東軍に味方し、上田城攻めの先鋒として砥石城へ入城する。戦後は岳父忠勝の後援で、昌幸、幸村の命乞いをする。昌幸、幸村が九度山に去る前夜、昌幸、幸村とつながる「幸」の字を改め、信之と改名した。大坂の陣では将軍秀忠の意向で出陣せず、信吉、信政を名代とした。しかし、冬の陣のさなか家康の密命で秀忠に秘密で京へ上る。そして幸村を徳川方に引き入れるよう説得するよう命じられるが、信之は幸村の説得は無理であると思っていた。信之を庇ってくれた家康の死後、将軍を継いだ秀忠や幕閣の陰謀により取りつぶしの危機に遭い、上田から松代に移封されるものの巧みな政治手腕で乗り切り、幕末まで続く松代藩真田家の礎を築く。
真田幸村
(通称及び官職名:源二郎→左衛門佐)
演:草刈正雄
真田昌幸の次男。昌幸と山手殿の子とされているが、母は実は名も無き女で、幸村が生まれた後に亡くなっている。信幸とは正反対の性格で、上杉との戦いの際には信幸と共に初陣を止められていたが、強引に兄を差し置いて戦場へ赴く。しかし、信幸のことは尊敬しており、次男として兄を助ける思いが強い。若年の頃には上杉景勝や豊臣秀吉の人質になる。お江とは恋仲であるが、甲賀に潜入し生死が定かでなかった時期に秀吉の命により大谷吉継の娘於利世を正室にする。お江が無事であると又五郎に告げられた時は、「なぜもっと早くに知らせなかった」と怒ったが、お江の無事には大喜びであった。関ヶ原の戦いの前の犬伏の陣では、父とともに西軍につく。戦後は紀州九度山に配流される。大坂冬の陣、夏の陣では大坂城に入城する。冬の陣では真田丸を築き徳川方を大いに苦しめる。冬の陣の後には信之と小野お通の屋敷で対面。信之に戦う理由を問われ、信之が「大御所様の首級をとってみたいのであろう」と言うと頭を下げた。夏の陣では家康を後一歩の所まで追い詰めるが安居天神で西尾仁左衛門ら越前兵に囲まれ自害する。
真田昌幸
(通称及び官職名:安房守)
演: 丹波哲郎
知略に優れた武将として知られる。当初は武田に仕えており、高遠城が落城し滅亡寸前の武田勝頼を岩櫃城に迎えようと考えていた。武田家滅亡後は織田、北条、徳川、上杉、豊臣と仕える主君を転々としながら生き残りを図る。小牧・長久手の戦いの後、沼田を明け渡すよう命じる家康を拒絶し、徳川と戦う道を選ぶ。徳川方を上田城で退けるが、秀吉の斡旋により家康の傘下に入る。秀吉が北条討伐の口実を得るため、名胡桃城奪取の陰謀をお江から聞くが、あえて見捨てる決断をする。関ヶ原の戦いの前の犬伏の陣では信幸に「豊臣家のために徳川と石田をどちらを残すのがよいか」と問いかけるが、信幸はどちらが天下のためになるかと反論される。関ヶ原の戦いの際には上田城で徳川秀忠軍を翻弄し、本戦に遅参させる。戦後は紀州九度山に配流されるが、大坂城で徳川相手に一戦することを願い、草の者を各地に飛ばし世の中の動向を探らせていたが志を果たせぬまま最後に「左衛門佐、わしに夢を見させてくれ。見果てぬ夢を」という言葉を残し九度山で亡くなる。英雄色を好むの言葉通り、女好きの武将として描かれている。
山手殿[1]
演: 小山明子
真田昌幸の正室。妹の久野にもかつて昌幸と関係があったことを根に持っており、お徳との関係など昌幸の女癖の悪さに手を焼いている。長い間信幸と共に岩櫃城にいて、昌幸とは離れ離れの生活を送っていたが、稲姫が信幸に嫁ぐと共に、上田に移り住む。お徳の子である於菊を育てる。関ヶ原の戦いの後九度山へ同道する。昌幸の死後、信之の下に引き取られる。昌幸の死の2年後上田で亡くなる。
お徳
演: 坂口良子
沼田城にいる真田昌幸の側室。於菊の母。天真爛漫な性格。昌幸が上杉景勝に備え、砥石城に移った時、真田庄に移る。お菊を身ごもったが、樋口角兵衛により殺されそうになったため、幸村に護衛され鈴木主水の名胡桃城に移される。北条方による名胡桃城襲撃の際に上田に知らせんと脱出しようとするが、敵兵に射られ、お江の見守る中亡くなる。
久野
演: 香野百合子
真田昌幸の正室山手殿の妹。樋口角兵衛の母。非常に涙もろい。武田家滅亡の時に夫の樋口下総守が自害する。昌幸ともかつて関係をもっていた。角兵衛が自分の元から離れていくと、信幸に色目を使った。そして、信幸が好意を寄せていた侍女の弥生を嫁に出した。関ヶ原の戦いの後九度山へ同道する。昌幸の死後、信之の下に引き取られる。大坂の陣で幸村の元にいた角兵衛のことは諦めていたが、信之にさる大名家に仕えていると聞かされ喜ぶ。しかし、角兵衛は尾張徳川家で刃傷沙汰を起こして出奔し、上田の久野の元に戻る。久野は病床であったが角兵衛に残り少ない人生であることから自らの若い頃の奔放な生活を角兵衛に語り、角兵衛の本当の父は武田家の若侍で小畑亀之助であることを告白した。角兵衛はそれを聞き、自らの人生を恥じて自害。駆けつけた久野はその姿にショックを受けて亡くなった。
小松殿
(改名:稲姫→小松殿)
演: 紺野美沙子
本多忠勝の娘。徳川家康の養女となり真田信幸の正室として嫁ぐよう家康に命じられたが、娘の気に入った人物に嫁がせたいとする忠勝の考えもあり、複数の相手と見合いをする。扇子で相手の顎を持ち上げ、品定めでもするかのように顔を見ていった稲姫であったが、信幸には「武士の顔をなんと心得る。このような礼儀知らず、本多平八郎様の娘とは思えませぬ」と咎められる。しかし、逆にその誇り高く阿らない態度が稲姫の心をつかみ、信幸と結婚することになる。三河風の質素倹約を伝え、真田家の家風にもなじむ賢夫人である。信幸と昌幸、幸村が敵味方に分かれた関ヶ原の戦いでは、「孫の顔が見たい」と沼田城を訪れた昌幸、幸村に対し入城を拒んだ。しかし、二人が九度山へ配流された後は佐平次の名で九度山に衣類を送るなど支援する。家康の死後病がちであったが幕府の命により人質に出される。幕府の許可を得て信政に伴われ上田に戻る途中武州鴻之巣で病に倒れた。信吉、信政が駆けつけたが、城主たるものは軽々しく城を空けてはならないと告げ、信吉は沼田へ、信政は江戸にすぐに帰るよう諭した。そして、信之には2千あまりの家臣と領民がいることを忘れぬようにと語り亡くなった。
於利世
演: 中村久美
大谷吉継の娘。真田幸村の正室となる。関ヶ原の戦いの後九度山へ同道する。幸村の大坂入城の際にはお梅やあぐりと共に彦根の小助の忍び小屋に行くように幸村に申し渡される。そして戦後幸村と大助が彦根の忍び小屋となっている両替商銭屋を訪れてくる。その後、再び戦いがあった時には高野山の蓮華定院を頼るようにと申し渡される。どのようなことがあっても恨みに思うなという幸村に対し、「お恨みいたします」と泣き崩れた。戦後蓮華定院にいたところを徳川方に連行されるが、滝川三九郎が引き取る。そして三九郎の元で亡くなり後に信之が最期を看取ってくれたことを滝川三九郎に礼を言っていた。
真田大助 (幸昌)
演: 小野隆→ 片岡孝太郎
真田幸村の長男。大坂入城の際には母於利世の願いもあり、上田の信之の元に行くよう幸村から言われるが、長子として幸村を助け戦うことを願い出る。冬の陣では真田丸に攻めかかった本多政重隊などの側面を突く。戦後、信之と幸村の小野お通屋敷での対面の席に同席し、幸村に「叔父上の元で働いて見る気はないか」と問われ信之にも上田に来るように誘われたが、幸村の元で働くと答える。そして信之からは信之の祖父幸隆から貰ったという刀を授かる。夏の陣では父の側で戦うことを希望したが、城の外に出陣をするよう豊臣秀頼を説得することを父に申し渡され、涙ながらに別れた。最後は秀頼と運命を共にする。
真田信吉
演: 伊達修→早瀬亮
真田信之の長男。真田家に圧迫を加える秀忠の命で江戸に人質として赴く。大坂の陣では父に代わり真田軍の総大将として弟信政と共に徳川方として参戦する。和議がなった後は陣所を訪問した幸村、大助と対面する。家康の死後、沼田に分家をする。
真田信政
演: 清水貴美→森岡進
真田信之の次男。大坂の陣では信吉を助け出陣する。和議がなった後は陣所を訪問した幸村、大助と対面する。家康の死後、江戸に人質に出される。
樋口角兵衛
演: 榎木孝明
信之・幸村の従弟。久野と武田家の家臣、樋口下総守の間に生まれた子。武勇に優れていたが実の父は昌幸であると耳にしたため、以後屈折した人生を送る。
於菊
演: 西田有里→岡田有希子
真田昌幸の娘。側室のお徳の子であるが、名胡桃城の戦いの後山手殿に育てられる。母譲りの天真爛漫な性格。昌幸が溺愛しており、石田三成より義弟の宇田頼忠への縁談があった時は、手放したくないためうやむやにしてしまった。関ヶ原の戦いの後、真田家の行く末が不透明なことを案じた昌幸により滝川三九郎に預けられ諸国を旅する。後に三九郎と結婚する。
お市[2]
演: 桂川冬子→濱村砂里
真田幸村の娘。
お梅[3]
演: 羽根直美→糸日谷朗子
真田幸村の娘。母於利世と共に彦根の小助の忍び小屋に行くように幸村に申し渡される。そして戦後幸村と大助が彦根の忍び小屋となっている両替商銭屋を訪れてくる。その後、再び戦いがあった時には高野山の蓮華定院を頼るようにと申し渡される。戦後蓮華定院にいたが、徳川方に連行される。しかし滝川三九郎が引き取る。信之に会った三九郎の口を通じて仙台伊達家の重臣片倉小十郎に嫁がせたことが告げられた。
あぐり
演: 清藤めぐみ→葛西円→川島光代
真田幸村の娘。母於利世と共に彦根の小助の忍び小屋に行くように幸村に申し渡される。そして戦後幸村と大助が彦根の忍び小屋となっている両替商銭屋を訪れてくる。その後、再び戦いがあった時には高野山の蓮華定院を頼るようにと申し渡される。戦後蓮華定院にいたが、徳川方に連行される。しかし滝川三九郎が引き取る。
まん
演: 土方優美
真田信幸の娘。
真田家家臣[編集]
矢沢頼綱 (薩摩守)
演: 加藤嘉
真田昌幸の叔父で、真田家重臣。ご意見番的立場で、昌幸も頼綱の言葉には耳を傾け重視している。信幸を真田の世継ぎとして大事にしている。第1次上田城の戦いでは、沼田城を守った。名胡桃城から上田に行く途中立ち寄った鈴木主水に、「昌幸から伊那の箕輪城改築の命があった」という話をされ、手紙を見せられるが偽手紙と喝破した。名胡桃城の救援に向かおうとしたが、お江に昌幸の非情の決断を告げられ、止められた。小田原攻めの後、沼田城主になった信幸に当主としての心構えを説く。今わの際には昌幸に「(真田の)本家や分家とかで思い煩うことなく、好きに生きるのも良い」とする旨を述べた。
矢沢頼康
(通称、官職名:三十郎→但馬守)
演: 大谷友右衛門
矢沢頼綱の子で、真田家重臣。岩櫃城から砥石城に昌幸が移った後、岩櫃城代をつとめる。関ヶ原の戦いの時には、真田本家の使者として国分寺に現れる。城明け渡しの使者として現れた信幸と本多忠政に「上田は籠城と決しました。攻めるならお攻め下され」と伝えた。関ヶ原の戦いの後は昌幸の命で信之に仕え、沼田城代となる。そして大坂の陣では信吉、信政の後見として出陣する。幕府に上田城の修築を願い出た信之を諫める。また、尾張徳川家で刃傷沙汰を起こし上田に戻った角兵衛の扱いについて信之に幕府の陰謀であることを語り、角兵衛に上田を去るよう説得した。
鈴木主水
演: 金内吉男
真田家家臣で名胡桃城主。昌幸の側室お菊を預かる。謀略により名胡桃城を留守にした隙に北条方に名胡桃城を落とされ、責任をとって自刃した。
栄子
演: 北川めぐみ
鈴木主水の妻で小太郎(右近)の母。名胡桃城に移されたお徳の世話をする。名胡桃城落城の際は小太郎、お菊と共に沼田に押し込められる。しかし、小田原の陣で昌幸たちと再会する。
鈴木右近
(改名:鈴木小太郎→鈴木右近)
演:岡村菁太郎(現・清元延寿太夫)
鈴木主水の子。白兎子と呼ばれる。名胡桃城落城後、沼田城に押し込められる。小田原攻めの後、名胡桃城代にするとの話を断り、信幸に仕える。しかし、小松殿の侍女お順が信幸の側室にあがろうとした際、身代わりに右近が寝所に入る。立腹する信幸に「お順とは言い交わした仲です」と嘘をつく。そして、信幸と小松殿は右近とお順と夫婦にしようとするが、右近はうやむやにしようとする。朝鮮出兵の際、信幸の配慮により右近とお順との婚儀のため出陣の列から外そうとしたことが、右近には信幸が戦陣の役に立たないと考えたと思いこみ、修行のために出奔する。江戸で無頼者に絡まれた時に滝川三九郎に助けられ、三九郎の弟子となる(原作では柳生五郎右衛門に師事する)。後に京で猪俣能登守の弟が京に来ていた信幸と小松殿を襲った時に助太刀として現れた。そして帰参し信幸のために活躍する。そして、関ヶ原の戦いの前には信幸の命により「自分の目や耳になって欲しい」と伏見の留守居役を命じられる。しかし、角兵衛に恨まれ襲われたため、やむを得ず反撃し、顔に傷を負わせる。関ヶ原の戦いの後も京に在駐し、秀頼上洛の際に山伏姿で京に現れた幸村のことや昌幸の死などの情報を信之に伝える。戦後、信之と幸村の小野お通屋敷での対面の席に同席し、幸村から昌幸から賜った刀を授かり信之の今後を託される。
原島市之介
演: 古屋野恵義
高森藤兵衛[4]
演: 竹田寿郎
中棚の砦の攻防戦では別働隊を率いて丸岩城へ向かう。
服部七左衛門 [5]
演: 真木仁
小西清右衛門
演: 伊藤浩二
鈴木主水の命により、名胡桃落城を上田に伝える。
板倉新之助 [6]
演: 坂西良太
真田信幸の側近。犬伏の陣の後、信幸から小松殿に本家分家が敵味方になったことを伝える手紙を託される。
金井権之助
演: 庄司永建
信幸の家臣。犬伏の陣の後、陣中で真田本家と戦うのをためらうようなことを言ったため信幸に叱られる。 大坂冬の陣において信吉、信政に従い和議がなった後は陣所を訪れた幸村、大助と久々に会い感動の涙を流す。
望月半助
演:広瀬昌助
信幸の家臣。犬伏の陣の後、陣中で真田本家と戦うのをためらうようなことを言ったため信幸に叱られる。
馬場彦四郎
演: 角野卓造
信之の家臣だが実は徳川の隠密である。上田城下の呉服屋として潜り込んだ山中忍びを穏便に立ち退かせる策を考えるよう信之に命じられる。そして、火事で呉服屋を焼き、呉服屋の主人になっていた喜六を殺害する。50石で仕えよとの信之の言葉に怒り再び上田を飛び出した角兵衛を押しとどめようとした。信之の命で更に角兵衛を探し出すよう信之に命じられる。そして、京に行き小野お通屋敷で角兵衛と出会う。しかし、右近には角兵衛と会ったことは素知らぬ顔をしていた。野駆けが趣味で、別所の湯を訪れたところお江と出会い襲おうするが逆襲される。百姓の娘を犯そうとするが、お江により阻止され、裸の状態で木に縛られる。名主と娘の訴えにより入牢させられる。そしてお江の手引きにより岩牢から脱出し、掛川威光寺の慈海の元に逃げる。その後、幕府に訴え信之を窮地に追い詰める。
池田長門守
演: 水島弘
真田本家の留守居役として伏見に滞在する。関ヶ原の戦いでは伏見から真田の家臣が脱出するのに協力する。
杉本主馬
演: 長谷川初範
九度山の真田家に仕える。大坂には幸村と共に入城する。そして、冬の陣では一隊を率いて本多政重を挑発する。夏の陣では秀頼出馬を促すため大坂城に向かった大助の供をするよう幸村に命じられる。最後は秀頼と運命を共にした大助に殉じる。
赤沼瀬兵衛
演: 角間進
鈴木右近の家臣。方広寺開眼法要が中止になったことを右近に伝える。
倉原喜助
演: 渡辺猛
冬の陣の真田丸で寄せ集めの衆を集めて訓練するが、配下が思い通りに動かず苛立つ。そこを幸村がとりなす。
向井佐平次
演: 木之元亮
高遠城落城の際、又五郎の命によりお江に救い出される。傷を癒しに訪れた別所の湯で幸村と出会う。幸村が初陣してからその死まで従者として生涯を過ごす。昌幸、幸村の前でもよと祝言を挙げる。その後佐助が生まれるが、すぐに離ればなれになる。久し振りに上田に帰郷した時ももよとは3日しか共に過ごせず、佐助とは会えずにいた。大坂で又五郎に連れられた佐助と久々に対面し、酒を酌み交わす。関ヶ原の戦いの後、上田を去る幸村から信之に仕えるよう命じられる。そして大坂の陣の際には信之から信吉、信政に従い出陣するように命じられるが、幸村の大坂城へ駆けつける。信之、幸村の対面の席で幸村は出奔のことを佐平次に代わり信之に詫び、信之からはもよとはるが元気であることを伝えられる。そのことを大坂に戻った幸村に聞かされ佐平次は嗚咽する。幸村最後の地、安居天神で共に戦死する。かつて幸村から「わぬしとは共に死ぬるような気がする」と言われていたがその言葉通りとなった。
もよ[7]
演: 音無真喜子
佐平次の妻で佐助の母。草の者であった父赤井喜六を早くに亡くし、横沢与七に育てられる。しっかり者で佐平次を助ける。関ヶ原の戦いの後信之の元で台所方を務める。幸村の大坂入城の際には信之に仕えていた佐平次の気持ちを察し、大坂へ駆けつける旅支度をする。その後も信之と小松殿に仕える。馬場彦四郎のことを嫌っている。
はる
演: 宇佐美晶子→蝦名由紀子
佐平次ともよの子。小松殿に仕える。そして、佐平次の大坂への旅立ちの際には佐平次ともよのやりとりを聞き、涙を流す。馬場彦四郎に親しく口をきいていることをもよに諫められる。
三輪
演: 堀江しのぶ
樋口角兵衛の恋の相手。信幸、幸村が角兵衛の恋の相手を見に行こうと三輪の元にお忍びで現れたことがあったが、彼女の父(演: 田村元治)に追い返された。母(演: 中村由起子)もいる。
角兵衛が帰参した後は、「女は嫌いじゃ、女は汚い」と冷たい態度を取られる。
よし
演: 二宮弘子
弥生
演: 入江繭子
久野の侍女。若き信幸の恋の相手。父母は武田家に仕えていて、武田家滅亡と運命を共にした。第1次上田城の戦いを前に、岩櫃城内で真田家の武運を祈る。しかし、戦いの後に、信幸に好意を持つ久野の計らいにより嫁に出された。
久野の侍女には弥生の他に宇乃(演: 筑波みどり)がいる。
小夜
演: 橘妃呂子

演: 武藤裕子→直井ひろか
お順
演: 藁谷広子
小松殿の侍女であったが、子供のいない信幸の側室になるよう小松殿に勧められる。しかし、お順は側女にさせないよう鈴木右近に頼み、寝所からお順を逃す。
八重、まさ
演: 西久保優美、上野美和
小松殿の侍女達
お栄
演: 棟里佳
関ヶ原の戦いの後に京の忍び小屋として設けられた印判師屋で働いている娘。大坂の陣の時には大坂の忍び小屋である粟屋で遊女として働く。
加江
演: 島田果枝
藤次の実の姉。上田城下の呉服屋が忍び宿ではないかと佐平次や新之助に告げる。

演: 浅利香津代
昌幸とは肥前名護屋で親しくなる。夫を亡くして独り身の女であった。後に九度山に蟄居していた昌幸を訪ねてくる。飯炊き女として雇われるが、よく昌幸の腰を揉んでいる。昌幸が最後の時、厠に行こうと連れて行く際に倒れ、そのまま昌幸は亡くなった。昌幸の死後も九度山に残り、生活を支える。幸村の大坂入城の際には於利世と同道する。
乳母
演:佐藤幸
お菊の乳母
真田家の侍臣
演:佐戸井けん太
信之に京の鈴木右近からの急使が来たことを伝える。内容は昌幸が危篤であるということであった。

真田太平记真田太平記(1985)

又名:Sanada Taiheiki

主演:草刈正雄 渡瀬恒彦 丹波哲郎 多々良純 紺野美沙子 香野百合 

导演:大原誠